アレンジする前に楽譜通りに演奏する

2019/02/12

ドラム講座

t f B! P L

久しぶりにドラム講座をしましょう。

今日書くのは「楽譜通りに演奏する」ということです。
始めに断っておきますが、「サウンドタイムのセッション会で楽譜通りに演奏しましょう」ということではありません。
ドラムを上達させたい人向けにの記事です。

ドラムは他の楽器に比べて、感覚で演奏しやすい傾向があります。
鳴らしてはいけない音がないですし、メロディーを奏でているわけでもないので、極端な話どこを叩いてもいいんですよね(笑)

そこで初心者〜中級者が陥ってしまうのが、簡単にしすぎるということです。
16ビートを8ビートにしたり、バスドラの裏打ちをなくしたりしてどんどん簡単にしすぎてしまうんですよね。
フィルインも細かい音符や手足のコンビネーションをなくして、簡単にできてしまいます。

もちろん、最初は簡単にしながら慣れていく必要があるんですが、それが癖になってしまうとよくありません。

初心者のうちはそれでもいいかもしれませんが、中級者ぐらいになってくると叩きやすくすることをアレンジしていると思ってしまうんですよね。

アレンジの基本的な考え方は原曲通りに演奏できることが前提です。
つまり、楽譜通りに演奏できたあとに物足りない部分を加えたり、変えたりすることがアレンジです。

原曲通りに演奏できないのに楽譜を変えることは、アレンジとは言えません

そこを勘違いしている中級者の人が多い気がします。(私もそうです笑)

自分の叩きやすいようにすぐにアレンジしてしまうと、ドラミングの引き出しが少なくなってしまうんですよね。
いつも似たようなドラミングになってしまうということですね。

プロのドラマーは楽曲を引き立てるように演奏しています。
まずはその演奏をコピーすることから始めましょう。

いろんなパターンやフィルインを叩けるようになると演奏の幅が広がります。

うまくなりたい人はまず完コピからしましょう!

これはドラムに限らず、すべての楽器に言えることなので上達したい人はまず完コピからしましょう!

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