音楽理論 「長短、増減、完全」

2020/09/27

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少し前にインターバルに関する記事を書きました。
そこでは長短系のインターバルについて解説しました。

今日は完全系のインターバルについて解説しましょう。

完全系のインターバルは1度、4度、5度、8度があります。

まず、1度から考えてみましょう。
勘のいい方ならわかるかもしれませんが、1度のインターバルというのはそもそも音が変わっていません
全く同じ音程です(笑)
「ド」からみた「ド」の音ですね(笑)

ちなみに8度の音も同じです。
「ド」からみてドレミファソラシドと一周した「ド」の音です。
オクターブとも言われます。

4度は「ド」からみた「ファ」の音、5度は「ド」からみた「ソ」の音です。
今まで出てきた「ド」「ファ」「ソ」の音はそれぞれ完全1度、完全4度、完全5度、完全8度です。

では「ド」からみて「ソ♭」はなんでしょう。
短5度ではありません。
完全系の場合は完全から下がるときは減上がるときは増を使います。

つまり、「ド」からみた「ソ♭」は減5度、「ソ♯」は増5度というわけです。

1度、4度、8度でも同じことが言えます。

ではなぜインターバルには長短系と完全系があるのでしょうか。

 

それは音の響きの違いです。
長短は英語になおすとメジャー(major)マイナー(minor)です。
つまり、メジャーは明るい、マイナーは暗いって言いかえることができるので、長短を明るい暗いに言いかえることができます。

なので、半音下げることで明るい響きから暗い響きにかえることができるインターバル長短系と言います。

 

完全は英語になおすとパーフェクト(perfect)です。
完全に調和した音ってことですね。
1度と8度はユニゾンですし、5度と4度も非常に調和した和音になります。

ちなみに、5度の音程は人類が初めて発見した和音だと言われています。
1本の弦をピンと張って鳴らした音と同じ弦を3分の2の長さにして鳴らした音を同時に聞くとめっちゃいい和音になるんですよね。
ちなみに4度は5度の転回形と言って「ソ」から見ると「ド」は4度になるって感じですね。

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