音楽理論解説 「m7−5コード」

2020/12/26

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コードの解説も大詰めですね。
今日は「m7−5(マイナーセブンフラットファイブ)」コードを解説しようと思います。
やたら名前が長いですね(笑)

コードの解説はいったんこのへんできりをつけようと思います。
これだけ知っていればほぼマスターしたようなもんです(笑)
次からはちょっと違うアプローチで音楽理論を解説していこうと思います。

もちろんもっと複雑なコードはいくらでもあるのですが、ロックやポップスで出てくることはほとんど無いでしょう。

 

m7−5コードはちょこちょこ出てきますね。

ダイアトニックコードの話を覚えていますでしょうか。
わからない人はこちらをご覧ください。

音楽理論解説 「ダイアトニックコード」

ダイアトニックコードとはその曲で使える7種類のトライアドのことですね。
ディグリーネームで書くと「Ⅰ、Ⅱm、Ⅲm、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵm、Ⅶm−5」になります。

キーがCなら「C、Dm、Em、F、G、Am、Bm−5」です。
この内の「Bm−5」が今日の内容に関わってきます。

 

ちなみに「m−5」と「dim」は同じコードです(笑)
dimコードは「ルート+短3度+減5度」です。

dimコードを忘れた方はこちらをご覧ください。

音楽理論解説「オーギュメント、ディミニッシュ」

m−5の「−5」は「♭5」と書くことも多いのですが、5度の音を半音下げましょうという意味です。
つまり「m」で3度は短3度に「−5」で5度は減5度になります。

なので、dimコードの「ルート+短3度+減5度」と同じになりますね。

 

少し話がそれました。
「m7−5」コードは「m」は短3度、「7」は短7度、「−5」は減5度を意味しています。
つまり「ルート+短3度+減5度+短7度」の和音です。

たまに出てくるコードですね。
めっちゃ暗い雰囲気がするコードです。

 

ちなみに似ているコードにdim7があります。
詳しくは上記の「オーギュメント、ディミニッシュ」の解説をご覧ください。

 

どちらも4和音なのですが、

dim7「ルート+短3度+減5度+減7度」ですが、
m7−5「ルート+短3度+減5度+短7度」です。

減7度か短7度かの違いですね。

ルートがCなら
Cdimは「ド、ミ♭、ソ♭、ラ(シ♭♭)」
Cm7−5は「ド、ミ♭、ソ♭、シ♭」になります。

 

頭の片隅に入れておくといいでしょう。

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