楽譜の読み方解説 「反復記号」パート2

2021/03/28

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以前に反復記号を解説しました。
今日は他の反復記号について解説したいと思います。

まずは「リピート」から。
前回の小節反復記号は楽譜の流れを変えるものではなかったですが、今回からは楽譜を読む順番が変わってきます。

まず、リピートはこのような記号ですね。
普通小節の区分けは細い縦線になりますが、太い線と細い線の2重線になってコロンみたいな点がついたらリピート記号です。

       

これは右側の記号に到達したら左側の記号に戻るという意味です。

こんな感じですね。

最近の楽譜ではこのリピートだけ表記される場合は少ないのですが、2周目は右側の記号もそのまま通過するのが基本になっています。

 

次は「ダル・セーニョ」を解説しましょう。
なんかいきなり音楽の授業みたいになってしまいましたね(笑)

名前は覚えなくてもいいですが、バンドスコアでもちょこちょこ出てくる記号なので覚えておくといいでしょう。

記号はこれです。

アルファベットで「D.S.」って書いているだけですね。
これはセーニョマークに戻ってくださいね。」という意味です。

セーニョマークはこれです。

並べてかくとこのような順番で読むことになります。

ここで注意が必要なのがダル・セーニョは「コーダ」とセットで使われます。
上の楽譜だとダル・セーニョでセーニョマークに戻ったあと無限ループに陥ってしまいますよね(笑)

厳密にはコーダとセットでない場合もあるのですが、それはクラシックとかの楽譜の話なので無視したいと思います。
ポップスやロックの譜面だとほぼ確実にダル・セーニョとコーダはセットで使われます。

 

コーダはこんなマークです。

  

「ダル・セーニョで戻ってきたあとにトゥ・コーダ(左のマーク)に差し掛かったら、コーダ(右のマーク)にジャンプしてください」という意味です。

トゥ・コーダについたらコーダにジャンプするのですが、ダル・セーニョを通っていないときは無視してください。

こんな感じの順番になります。

ちなみにコーダはこのマークを使うことが多いですが、「Coda」とアルファベットで書くときもありますし、トゥ・コーダは「To」と書くときもあります。

 

反復記号は関連する記号がもう少しあるので、続きはまたの機会に。

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