楽譜の読み方解説 「反復記号」

2021/03/20

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今まで音楽理論解説を書いてきましたが、振り返ってみると最近は楽譜の読み方が中心だったので少しタイトルを変えようと思います。

今日は楽譜の反復記号について解説したいと思います。

初心者からすると「繰り返しとかやめて、最初から最後まで一本で書いてくれよ!」って思うところなのですが、一本にしてしまうと楽譜がめっちゃ長くなってしまうんですよね。
また、同じ譜面がたくさん出てくると同じに見えるけど微妙に違うのかな?って思ってしまいやすいです。
同じ譜面の部分は反復を使うことで楽譜の枚数を少なくし、同じところは同じだとわかるようにしているということですね。

これから出てくる記号はまとめて「反復記号」と言います。

 

ではさっそく見てみましょう。
最初に言っておきますが、名前を覚える必要はありません(笑)
記号とその記号が持つ意味を知っていれば十分です。

小節反復記号(simile、シミレ)

一小節前と同じ内容を演奏してくださいという意味ですね。
ポップスやロックの楽譜ではめっちゃよく出てきます。
ドラムの楽譜では譜面の半分以上がこの記号なんてこともありますね(笑)

その発展形でこのようなものがあります。

それぞれ2小節前から2小節間と同じ演奏、4小節前から4小節間、8小節前から8小節間と同じ演奏をします。

曲は4,8,16小節でAメロからBメロ、サビへと動いていくので、Aメロ8小節を2回繰り返すときとかによく使いますね。

 

また、省略してこのように表記されるときもあります。

昔の楽譜で手書きのスコアなんかではよく使われますね。
最近のスコアではあんまり見ません。

 

このように表記されるときもありますね。
simileと表記されていれば繰り返しだと思っていただくといいと思います。

16小節繰り返すときなんかにはたまに見かけます。
最近の楽譜ではあんまり見ないですが(笑)

思ったより長くなってしまいましたね、他の反復記号はまた今度にしましょう。

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