今日は前回の記事で少し話に出たモーラー奏法について解説したいと思います。
モーラー奏法はめちゃめちゃ奥が深い内容なので、今日は入門編の概要ということで。
モーラー奏法とは簡単に言うと腕の回転を使う奏法のことです。
人間の関節は必ず回転運動をするようにできています。
上下にスライドする関節なんて無いですよね(笑)
また、前腕の回転も使うことができます。
例えばスティックを腕と真っ直ぐに持ったら手首を前後に動かしてスティックを動かせますよね。
そこからスティックと腕に少し角度をつけていきます。
そうすると前腕の回転の動きでスティックを動かすことができます。
手のひらを上に向ける動きで振り上げて
下に向ける動きで振り下ろします。
これがモーラー奏法の一番の基本です。
この回転の動きを使うと効率よくパワーを打面に加えることができるので、安定して大きな音が鳴らせるということですね。
さらに肩の動きを加えるとより実践的になっていきます。
上の構え方から脇を閉めて手のひらを上に向ける動きをするとスティックがより大きく振り上がります。
そこから脇を開いて手のひらを下に向けると大きくスティックを動かすことができます。
他にも親指を上にしてみましょう。
フレンチグリップと呼ばれる持ち方ですね。
前腕から手首に少し角度をつけてみましょう。
そこから手のひらを下に向ける方向に前腕を回転させると、スティックが振り上がります。
反対に動かすと振り下ろすことができます。
もちろんこの動きだけでドラムを演奏することはできません。
この動きの要素を取り入れていくことで効率的なドラミングが可能になるということですね。
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