伝説のドラマー:バディ・リッチ

2018/11/30

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今日は「バディ・リッチ」の紹介をしたいと思います。

言わずと知れたスーパードラマーですよね。
伝説的な存在と言っていいと思います。

彼ほど「スピード」「パワー」「表現力」を兼ね備えたドラマーは今も昔もいないと思います。

彼が亡くなってから30年以上経ちますが、バディ・リッチを超えるドラマーは出現していないと言っても過言では無いと思います。

正直、どこから解説していいかわかりません(笑)

とりあえず知らない人も多いと思うので、動画を見ていただきましょう。

バディ・リッチの代表的なドラムソロです。

この動画から読み取れるバディ・リッチの凄さ①
高速ドラミングの中にアクセントや音色の変化が入っている

見ていただくとわかると思いますが、とにかく速いですよね。
以前の記事にもチラッと書きましたが、バディはグラッドストーン奏法の天才です。

とにかく高速ストロークができるんですよね。
3:20あたりから始まる高速シングルストロークはバディの代名詞と言っていいでしょう。
有名なフレーズですよね。

エピソードを一つ紹介しましょう。
垂直な壁にコインを置き、シングルストロークでコインを叩き続けることでコインが壁から落ちなかったらしいです。
正直、嘘だと疑うレベルの話ですよね(笑)
ただ、バディならできたんじゃないかと思わせるからすごいですよね。

ストロークが速いことはすぐにわかると思いますが、正直これぐらいの速さでドラミングができる人はたくさんいます。
ジョーイ・ジョーディソンやジョージ・コリアス、昔の人だとジョー・モレロとかですね。(彼らも圧倒的なスーパードラマーですが笑)
スピードだけで言うと彼らのほうが速いと思います。

しかし、バディのドラムソロは聴いていて飽きないと思います。
それは、ただ早く叩くのではなくアクセントをつけ、音色の変化をつけているからです。
それを可能にしているのがモーラー奏法です。

この動画から読み取れるバディ・リッチの凄さ②
モーラー奏法とグラッドストーン奏法の融合

こんなに高速ストロークなのに、どうしてアクセントを入れられるのか不思議に思いませんか?
映像でもわかるように、アクセントのときはかなりスティックが振り上がっていると思います。

それを可能にしているのが「モーラー奏法」です!

モーラー奏法とは簡単に言うと前腕の回転や、肩の上下など全身を使って演奏する奏法です。
大音量と豊かな表現力が特徴です。

映像を見るとかなり方が上下していると思います。
肩のエネルギーをスティックへ伝えることで、通常のフィンガリングではできないアクセントを可能にしています。

この動画から読み取れるバディ・リッチの凄さ③
変幻自在なスティックコントロール

1:52あたりから始まるシンバルを「チリチリー」と鳴らすところをご覧ください。

どこをどう叩いてるんだ?

という感想です(笑)

様々な位置にあるシンバルを上からも下からも優しくチップで叩いています。

これ、めちゃくちゃ難しいです(笑)
普通はこんなことできません。

どんな角度の打面でもスティックをコントロールできるということですね。

もう一つ動画をご覧いただきましょう。

https://youtu.be/Imk5oxVNlWg

テレビかなんかの企画だと思いますが、家の中にあるものをどんどん叩いていきます。

様々な角度、打面の硬さを持ち、動いている物(人形など)も叩いているんですよね。
特に、1:05あたりのキャンドルスタンドを叩いているのは衝撃でした。
あんなに小さな打面を叩けるなんて!

もう一つエピソードをご紹介しましょう。

彼はなんと、垂直に固定されたスティックのグリップエンドをスネアドラムと同じ速さでシングルストロークできたらしいです。
ここまで来ると笑うしかありませんね(笑)

一つの動画から話がかなり長くなってしまいました。

今回はここまでにしますが、またバディ・リッチについて書くこともあると思いますので楽しみにしてください。

アイキャッチ画像引用元:TUGARUYA 津軽屋PJ日記

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