パーカッションとドラムセットってわけて考えますか?
ドラムセットはパーカッションの一部と考えますか?
人によって意見が分かれるところだと思うんですよね(笑)
パーカッション=打楽器です。
ドラムセットも打楽器なのでドラムセットもパーカッションの一部と言えそうですよね。
しかし、ドラムセットはドラムセット、それ以外の打楽器をパーカッションという捉え方をする場合もあります。
特にジャズ、ロック、ポップスなどのジャンルにおいてはそのような捉え方がされます。
逆にクラシックや吹奏楽においては、ドラムセットはパーカッションの一部と捉えられることが多いですね。
まあ、どちらが正しいとかそういう話ではないんですが、パーカッショニスト→ドラマーという経歴の私はドラムセットとパーカッションは別として捉えています。
どっちも叩いて音を出す楽器なんですけどね(笑)
なぜそのような捉え方をしているのか、世間一般でもされているのか、解説しましょう。
理由① 奏法の差
同じ打楽器なので共通する部分はありますが、奏法の根本的な部分がドラムセットとパーカッションでは違うんですよね。
まずは打面の位置です。
ドラムセットは低いスネアドラムから頭と同じぐらいの高さにあるシンバルまで、いろんな位置にある打面を叩く必要があります。
そうなると必然的に奏法は変わってきますよね。
例えばクラシックのスネアドラム演奏は肩を落として肘〜指先のコントロールで演奏するのに対し、ドラムセットのハイハットを叩こうと思うと肩から動かす必要があります。
打面が立体的になっているため、パーカッションとは奏法が違うんですよね。
また、必要な音量にも差があります。
パーカッションの場合、大きな音を出すということはあんまりしません。
パーカッション以外の楽器の人数によっても変わってきますが。
特にマリンバやシロフォンといった鍵盤打楽器は、強く叩きすぎると楽器を痛めてしまうこともあります。
その点、ドラムセットは音量が必要です。
ジャンルにもよりますが、ロック系だとドカドカ叩くことも重要なんですよね。
ということは音量を出す奏法というのも必要になってきます。
理由② 頻度の差
ポップス系の音楽の場合、ドラムセットはほぼ必須ですよね。
しかし、パーカッションは必要な曲と必要でない曲とあります。
圧倒的にドラムセットの頻度が高いですよね。
以上の理由からドラムセットとパーカッションは分けて考えられることが多いです。
しかし、同じ打楽器なので共通する部分もあります。
例えるなら、ボーカルとコーラスの違いみたいな感じでしょうか(笑)
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