以前の記事でアンプとは「プリアンプとパワーアンプの2種類に分けられる」ということをちょっとだけ書いたと思います。
今日はその話を少し掘り下げて書きたいと思います。
まずおさらいですが、アンプとは信号を増幅する装置です。
実際に音が鳴るスピーカーは厳密にはアンプとは別のものです。
ではプリアンプとは何か、パワーアンプとは何か。
まずはわかりやすいパワーアンプから。
パワーアンプは単純に信号を増幅する装置です。
つまり、前の記事で解説していたことは基本的にパワーアンプの機能です。
スピーカーが鳴ってくれるレベルまで信号を増幅するのがパワーアンプの仕事です。
こっちは理解しやすいですよね。
ちょっとややこしいのがプリアンプです。
プリアンプとは音作りをする部分です。
音質を調整したりするのがプリアンプです。
ちょっとわかりにくいですね。
ギターアンプを例にで解説しましょう。
ギターアンプには大きくわけて3つのセクションがあります。
1.ゲイン
2.イコライザー
3.ボリューム
アンプによってはリバーブなどのエフェクトをかけることができるものもありますが、基本はこの3つです。
この内1と2がプリアンプの機能です。
ゲインで歪みの量を調整したり、イコライザーで音質を調整したりします。
このプリアンプで作った音をパワーアンプ(3のボリュームツマミ)に送って増幅するという仕組みですね。
ギターアンプの中以外にもプリアンプはあります。
エフェクターの形をしたもの、アンプシュミレーターの中、エレアコやアクティブベースの中など。
厳密には違うかもしれませんが、ゲインとイコライザーのツマミがあったらその部分はプリアンプです(笑)
また、厳密にはプリアンプでも信号は増幅されています。
ゲインで歪みを作るには信号を増幅させる必用があるので。
ただ、基本的には増幅はパワーアンプの仕事だと思って問題ないでしょう。
ちょっとややこしいですが、プリアンプとパワーアンプの違いがわかっていただけたでしょうか。
解説しといてアレなんですが、別に知らなくてもいいです(笑)
エフェクターボードを組むようになったら必用な知識ですが、最初のうちはアンプもエフェクターも「このツマミを回したらこういう音になるんだな」という認識で大丈夫です。
最初のうちはギターアンプの中にあるプリアンプしか使わないので、そもそもプリアンプの存在を意識することも少ないので(笑)
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