昨日に引き続いてライブでの音の出し方を解説したいと思います。
昨日はマイクの話とギター、ベースの接続について書きました。
今日はライン接続について書きたいと思います。
ライン接続とは楽器から直接メインスピーカーにつなぐ方法です。(厳密にはPAを通ります)
なのでライン接続した楽器はステージ上で音は鳴りません。
直接メインスピーカーから音が鳴ります。
ライン接続する楽器はキーボードやエレアコなんかが代表的ですね。
アンプを使わない楽器や電子楽器なんかが中心です。
なので、ウィンドシンセサイザーや電子ドラム、電子パーカッション等もライン接続になります。
ちなみに昨日の記事でちょこっとだけ触れましたが、ギターやベースもDI(ダイレクト・ボックス)やアンプシミュレーターを通してライン接続することが可能です。
ただ、あんまりやっている人はいないかな(笑)
最近はそういう人も増えてきているみたいですが。
次に、演奏者の後ろや足元にあるスピーカーについて解説しましょう。
ステージ上にはギターアンプやベースアンプ以外にもスピーカーがありますよね。
これは一体何か。
勘のいい人ならわかるでしょう。
単純に自分たちの音を聴くためのスピーカーです。
モニタースピーカーと言います。
当然ライブハウスの中はうるさいです。
ギターアンプから鳴っている音はギターアンプの前にいる人には聴こえるでしょうが、ステージの反対にいる人には聞こえないでしょう。
ボーカル生声も全く聞こえません。
そんな時に活躍するのがモニタースピーカーです。
また、メインスピーカーから鳴っている音もホールに反響して演者にも聴こえるでしょうが、反響した音だとはっきり聞こえないですし、タイミングも合わせにくいです。
スピーカーから直接聴こえる音が必要なんですよね。
モニタースピーカーからは今までに解説した接続のすべての音が鳴ります。
ギターもボーカルもライン接続楽器も。
メインスピーカーと同じ音ですね。
音量のバランスは別で設定できたりしますが。
ちなみに、ライブハウスでのアマチュアのライブならモニタースピーカーを使いますが、プロのライブではイヤーモニターを使います。
イヤホンやヘッドホンですね。
ライブ映像を見返して見てください。
みんなイヤホンしてますので。
こっちの方がよりハッキリと音が聞こえますし、ステージの前側(モニタースピーカーより前)に行っても音が聞こえます。
ただ、接続が大変だったりするのでライブハウスではあんまり見かけないですね。
いかがでしたでしょうか。
ステージの裏側的な部分を解説してみました。
ライブに行った際にはちょっと気にしてみると面白いですよ!
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