販売ギターの初期チューニング 2

2019/09/26

教室レポート

t f B! P L
ちょっと間があいてしまいましたが、販売ギターの初期チューニングてついて書きたいと思います。

前回はブリッジのフローティングについてお話しました。

今日はネックのソリ調整弦高調整オクターブチューニングについて書きたいと思います。

まずは届いたギターのネックが反っていないかチェックします。
一般的な6弦の1フレットと最終フレット(21フレットあたり)を押さえて弦とフレットの隙間を見るという方法で確認します。

隙間が0.5ミリになるように調整します。

あとは目測ですね。ネックをヘッド側やボディ側から覗いて反っていないか確認します。

沿っている場合はトラスロッドを回して調剤します。

ネックが反っていると弾きにくかったり、音がビビったりしますので。

以上でネック調整は終わりです。

次は弦高調節です。
こちらも適切な高さでないと弾きにくかったり、音がビビったりします。

だいたい12フレット上6弦が2.3ミリ1弦が2ミリぐらいになるように調整します。

こんな感じで12フレットに定規をあてて測ります。
12フレットのてっぺんから弦の下側までの距離を測ります。

高かったり、低かったりした場合はサドルのイモネジを回して高さを調節します。

ここまでで弾きやすい状態が作れました。

最後にチューニングです。
それも普通のチューニングではなく、オクターブチューニングをしていきます。

普通のチューニングは開放弦の音を合わせるんですが、オクターブチューニングは開放弦の音と12フレットの音が同じかチェックします。

まずは開放弦の音をあわせて、その後12フレットの音を鳴らします。
この時に正確に1オクターブ上の音が鳴ってたらOKです。

音が高かったり低かったりすると調整が必要です。

サドルを前後させるネジがブリッジの後ろについています。
開放弦音に対して12フレットの音が高い場合サドルを後ろに下げます

12フレットの音が低い場合サドルをヘッド側に近づけます

この調整をすることで、高い位置でも正確なピッチが保てるようになります。

以上で調整は完了です。

ギターが梱包されていた箱はこちらで処分します。

あとはお渡しするレッスンまで保管です!

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