先日、オリジナル曲が完成したという記事を書きました。
私がした作業はミキシングという作業なのですが、それが一体何なのかわかりますか?
言葉の意味から考えてざっくり「音を混ぜる」ことだということは想像がつくでしょう。
では、具体的に何をしているのか解説しましょう。
ミキシングで行うことは主に4つです。
「音量の調整」「周波数の調整」「エフェクト」「定位」です。
厳密にはそれぞれの要素が複雑に絡んできますし、音量や周波数を調整すると定位が決まってきたりするのですが、置いておきましょう。
まず、音量の調整です。
これはそのまんまですね。
聞こえがいいバランスに音量を調整します。
ドラムとベースばっかり聞こえてボーカルが何言ってるかわからない曲なんて聞きたくないですよね(笑)
次に周波数の調整です。
これが最初はとっつきにくいのですが、同じ周波数帯に複数の楽器がなっていると音が埋もれてしまうんですよね。
楽器や歌声は特定の音階を鳴らしているつもりでも、実際には様々な周波数の音が一緒に鳴っています。
なので、違う音を鳴らしていても楽器同士で同じ周波数が鳴ったりするんですよね。
そこで、ベースは低音の方に、シンバルは高音の方に・・・みたいな感じで周波数をわけてやる必要があります。
エフェクトはその名の通り音に様々な効果を与える作業です。
残響をつけることが一番多いですね。
カラオケのエコーみたいなもんです。
エフェクトの種類はたくさんあるので解説しきれないですが、一人で歌っているのに複数人で歌っているような感じにしたりもできますね。
最後に定位ですが、これは音の位置のことです。
右の方から聴こえるのか、左の方から聴こえるのか。
他にも上下や前後に動かすこともできます。
そうやって立体的な音響を作っていきます。
そのような要素をいろいろ調整して聞きやすい音響状態を作る作業がミキシングですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿