ギターやベースの世界でたまに「バンドスコアを見るのはよくない」って言われることがあります。
理由はバンドスコアを見て弾いていると、バンドスコアを見ながら楽譜通りに弾く能力しかつかないので耳が鍛えられなかったり、アドリブができなくなってしまうということですね。
さて、本当にバンドスコアを見るのはよくないのでしょうか?
一概にバンドスコアを見るのはよくないと決めつけるのは間違いだと思います。
確かに先述したように耳が鍛えられなかったり、アドリブ力が鍛えられなかったりします。
でも、耳コピって難しいですよね(笑)
特に初心者の方には至難の業でしょう。
そういう人に向かって「バンドスコアはダメだ!」と決めつけるのはよくないでしょう。
簡単にどう弾いたらいいのかわかるというのはモチベーションの維持にもいいですし、そもそもスコアがないと弾けないかもしれないですしね。
また、技術の向上にはバンドスコアは最適だと思います。
耳コピだと細かいニュアンスまでは掴みきれず、自分のできる技術の中でコピーしてしまいます。
例えば、チョーキングという技術を知らないギタリストがチョーキングのフレーズを耳コピしたとしましょう。
その人はチョーキングを知らないので「スライドか?アームアップか?」と思うわけです。
その曲をスライドで演奏してしまったら、せっかくのチョーキングという新しい技術を学べる場を逃してしまうんですよね。
しかし、バンドスコアをみると「Cho」とチョーキングの記号が書いてありますので、すぐにわかりますよね。
なので、バンドスコアを見たり、YouTubeの奏法解説動画を見たりするのはメリットもあるということです。
ただ、最初に書いたデメリットが無いわけではありません。
耳コピやアドリブの練習は別で考える必要がありますね。
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