以前に倍音について解説しました。
まだ読んでない方は読んでからのほうがこの記事は理解しやすいと思います。
さて、音響にはよくイコライザーと呼ばれる機材が登場します。
ギターアンプとかにもついてますし、ミックスのときにPCの中でも出てきます。
もっと言えば普通のオーディオ機器(リスニング用のステレオなど)にもありますし、スマホやテレビの設定にもありますね。
直訳すると「均一にするもの」みたいな意味になります。
最初は偏った周波数特性のある音を均一にするために出てきた機材だったはずです。
まあ、これはおいておきましょう。
音響の世界では周波数ごとにボリュームを調節できるものだと思ってもらうとわかりやすいでしょう。
アンプなんかについている「Bass」「Middle」「Treble」はそれぞれ低音、中音、高音という意味です。
Bassを上げると低音域のボリュームがあがり、Trebleを上げると高音のボリュームが上がります。
ここで言う低音、高音っていうのは基本的に先日解説した倍音のことです。
なので、Bass、Middleを0に、TrebleをMAXにしたら6弦開放弦はほとんど鳴らなくなって、1弦20フレットのボリュームが上がるのかと言うとそうじゃないんですよね。
私も最初はそうだと思っていました(笑)
そうはなりません。
まあ、厳密に言うと極端にイコライザーを調整つするとそのようにもなるのですが、そういう使い方はしません。
先日解説したように6弦をポーンと鳴らすと低い音から高い音まで鳴ります。
それは1弦20フレットを鳴らしたときも同じです。
その中の低い音を小さくしたり大きくしたり、中音、高音を調節するのがイコライザーです。
だいたいイメージできましたか?
次はどういうときにその調整をしないといけないのか解説しましょう。
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