ドラムをうまく聴かせるには疲れずに早く、大音量で叩く必要があります。
もちろんドカドカ叩けばいいってもんじゃないですが、ロックなんかだとある程度の音量が必要になってきます。
そのときに腕力でドカドカ叩くと腕や体が疲れてしまいます。
そこで、疲れずに叩く方法が必要なんですよね。
そのときに利用するといい力がのが重力です。
ドラムは基本的に振り下ろす動きで叩きます。
スティックを上向けに動かして頭上の打面を叩くって基本的にはしないですよね。
そういうセットの人もいますが(笑)
フットワークも同じです。
打面は垂直ですが、ペダルは踏んで動かします。
実際の動きは足を下に振り下ろすですよね。
下向けに力を入れるということは重力に従うということです。
だったら重力を利用しない手はないですよね。
人間は腕や足だけでもかなりの重さがあります。
体重65キロの人で腕は4〜5キロ、脚は12〜13キロぐらいあるらしいです。
それだけの重量が落下してくると考えるとけっこうな衝撃ですよね。
それを利用できるように叩けると楽に音量が出せるので、疲れずに叩くことができます。
また、腕でも脚でも滞空時間が長いとそれだけで筋肉を使います。
むだに空中で腕を止めるのも重力に反するので、効率が悪いですね。
もちろん、腕を振り下ろす筋肉を使うときもありますし、あえて滞空時間を長くすることもあります。
また、重力以外にも利用できるパワーはたくさんあります。
しかし、重力の有効性を理解するだけでもドラミングは変わると思いますので、ぜひ自分のドラミングを振り返ってみてはいかがでしょうか。
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