最近は受講者のみなさんが上手くなってきたのでメトロノームを使う練習の機会も増えてきました。
どんな楽器もある程度演奏できるようになってきたら登場するのがメトロノームです。
ネットや教則本などでメトロノームは大事ですよ!って書かれることが多いですね。
メトロノームは非常に重要な練習ツールです。
しかし、ただメトロノームをつけて練習すればいいってものではなく、メトロノームをどういった目的で使用するのかというのも非常に重要です。
演奏者のレベルや練習の目的によってメトロノームとどう向き合うのかが変わってきます。
そのへんを考えながらメトロノームを使えるかどうかも非常に重要なんですよね。
メトロノームでは様々な能力を鍛えることができます。
リズム感のトレーニング、テンポ感のトレーニング、アドリブのトレーニング、セッション感覚のトレーニング、スピードアップ練習、往復練習のテンポ管理などなどたくさんあります。
それぞれどういった点に注意したらいいのか、どういった視点でメトロノームを感じるといいのか、どういったリズムで鳴らすのかが変わってきます。
例えば、リズム感のトレーニングなら初期段階では正確に合わせる必要はありません。
メトロノームに合わせると言うより、メトロノームのリズムを感じながら演奏することが大切です。
テンポ感のトレーニングならメトロノームはあくまでテンポの目安、リズムは自分から作り出す意識が必要です。
メトロノームは自分のテンポが正しいかどうかの確認用みたいな感じですね。
アドリブやセッション感覚のトレーニングなら8分音符や16分音符、裏拍などで鳴らすのも効果的ですね。
スピードアップ練習や往復練習のテンポ管理は自分の演奏が遅くならないように引っ張ってくれる存在ってな感じです。
ササッと書いただけでもいろんな使い方があるのがおわかりいただけたと思います。
このようにしっかりメトロノームに向き合っていくことが大切ですね。
またもう少し詳しい話は今後書いていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿