ドラムの皮のことをヘッドと言います。
そのヘッドなんですが、基本的に叩く方と反対側の2枚張られているのが一般的です。
ドラムセットのタムやスネアはもちろん、クラシックの打楽器でも両面が一般的ですし、和太鼓も両面ですよね。
和太鼓は両方から叩くことあるけど、叩かない方のヘッドって必要なの?って思う方もいらっしゃるでしょう。
今日はそのへんについて語ってみようと思います。
両面にヘッドを張る理由は音色づくりです。
両面に張ったほうが豊かで温かい音色になります。
叩かない方のヘッドも共振して震えるんですよね。
ドラムはヘッドを叩きますが、ヘッドが固定されている筒(シェル)も振動しますし、裏ヘッドも振動しますし、全体が振動して音が鳴っているんですよね。
そして、その裏ヘッドが振動することでふくよかな音色になるんですよね。
裏ヘッドがないと表ヘッドの皮が振動する音だけが鳴っているような音色になるので、ペラペラとした軽い音色になります。
そういう音色がほしいときは特別に片面ヘッドのタイコを使うこともありますが、そんなにメジャーではありません。
また、ドラムのチューニングは表ヘッドと裏ヘッドの両方で調整することができます。
どっちを締めたらどうなるかってのは非常に複雑なので一言では言えませんが、音の高さ、音色、サスティンなど表と裏のバランスで色々調整できるんですよね。
そういった意味で両面にヘッドがあるということですね。
ちなみに、両面にヘッドが張ってあるタイコの両面を同時に叩くといい音は鳴りません(笑)
両方の振動を殺し合ってしまいますので。
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