「お父さんが昔使っていたギターが押入れにあって・・・」みたいなパターンですね。
そのギターが使えるのかどうかという話について書きたいと思います。
結論から書くと使える場合が非常に多いです。
今までも何名かそういった方がいらっしゃったのですが、全てメンテナンスすれば使える状態になりました。
致命的な故障がなければ使えます。
アコギの場合致命的な故障は木が割れてしまうことと、ボディが異常に膨らむこと、フレットの不良の3点ぐらいでしょう。
木が割れるのはそのまんまですね。
ヘッドとネックのつなぎ目あたりが割れていたり、ボディにひび割れがあったりするとさすがに使えません。
ボディの膨らみは弦の張力に負けてブリッジが盛り上がってしまうことですね。
多少の膨らみはどんなギターでも発生しますし、サドルの高さを調節すれば使えるのですが、サドルの調節幅を超えるほど盛り上がってしまうと使えません。
フレットの異常はフレットの浮きとすり減りですね。
すり減った場合はフレット交換が必要ですし、フレットが浮いているときは叩いて治るときもありますが、一度引っこ抜いて曲げて刺し直しという作業が必要になります。
フレット関係の修理は専用の工具が必要だったりして大変なので、ホイそれとはできないですね。
修理を依頼するにしても何万円とかかる作業になりますね。
それ以外の不良であればだいたい修理可能です。
弦は交換したらいいですし、ボディや指板の汚れはクリーニングすれば問題ありません。
フレットやペグの汚れは金属磨きでピカピカになります。
ネックの反りもトラスロッドを回したら治ります。
ペグやナット、サドルなんかが壊れることもありますが、そういったことはあんまり無いですね。
もし壊れていても交換したらいいだけですし(笑)
いままで長々と書きましたが、お持ちのギターが使えるかどうかは体験レッスンや初回レッスン時にご持参いただけたら診断いたします。
家に眠っているギターを復活させましょう!
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