昨日はシールドケーブルとプラグの構造を解説しました。
今日は実際にケーブルとプラグをつないでいこうと思います。
まず、ケーブルの先を分解する必要があります。
まずは外皮を剥いていきます。
カッターやニッパーでシールドを切らないように気をつけながら切れ目を入れていきます。
外皮を引っこ抜くとこういう感じです。
金属線が編んでありますね。
これがシールドです。
このシールドが接地されることで外から芯線に入り込もうとするノイズを防いでいるんですよね。
今回は編んでありますが、アルミラップなどいろんな種類があります。
次はシールドをプラグに接続できるようにほぐしていきます。
尖ったものでほぐしていくといいですね。
ほぐしたあとはよじって1本にまとめます。
シールドの内側には紙や紐が入っています。
芯線が中でよれたりしないように隙間が埋まっているんですよね。
いらないのでカットしましょう。
外皮を剥いたときと同じ要領で芯線を覆っている皮も剥いてしまいましょう。
根本まで剥いてしまうとショートするので、先を5ミリぐらい剥くのがいいでしょう。
4芯タイプなら青が2本、白が2本有るので、それぞれを束ねて1本にしてよじっておきます。
シールドのよじった部分が長い場合は少しカットするといいでしょう。
ケーブルとプラグをつなぐフタやつなぎ目の負荷を減らすバネ、絶縁体を先にケーブルに通しておきましょう。
通し忘れてハンダ付けしてしまうとやり直しができません。
ハンダを溶かしてやり直す必要があるので、忘れずに通しておきましょう。
最後にはそれぞれをハンダでプレートに固定していきます。
これがけっこう難しいんですよね。
ハンダに慣れない人は火傷する危険もあるのでやめておきましょう。
プラグと接続する前にそれぞれの導線をハンダで固めておくと作業がしやすいです。
シールドは一番外側につけます。
ハンダで固定します。
今回は3極タイプなのであと2箇所つけないといけないですが、どっちの色をどっちにつないでも同じです。
今回は青色を真ん中、白色を端のプレートにつなぎます。
ケーブルの両端が同じ色ならどっちをつないでも同じです。
一方は青色が真ん中で、もう一方は白色が真ん中でみたいな感じはNGですね。
プラグとケーブルを固定するツメをペンチで締めます。
最後にフタをしめて完成です!
いかがでしょうか。
作ることってそうそう無いと思いますが、構造を知っておいて損は無いでしょう(笑)
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