音楽理論解説 「拍、拍子」

2021/04/28

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前回は拍とは何かについて解説しました。

今日はより音楽的な話をしていきたいと思います。

前回の解説で一定の間隔で音が鳴っていたりすると拍になると解説しました。
それが音楽になると必ず一定の間隔で音が鳴っているとは限りません。

例えばこの音源を聴いてみてください。

 

一定の間隔で音が鳴っているわけではないですよね。

ただ、このように拍を感じることができないでしょうか。
クリックと合わせて鳴らすとこのようになります。

 

これが音楽における拍です。
一定の間隔で拍がながれている中に様々なリズムやメロディーがあり、曲になっているんですよね。

楽器を演奏するときは必ずこの拍を感じながら演奏することが大切です。

 

その拍をどのように感じて演奏するのかというのが拍子です。
4/4拍子とか3/4拍子とか、6/8拍子とかいろんな拍子があります。

それについて解説しましょう。

楽譜では一番最初に拍子記号があります。

 

この分数のようになっているのが拍子記号です。
これは一小節の中に何拍あるのかその拍をどの音符で感じるのかということが書いてあります。

分母が基準となる音符分子が分母の音符が一小節にいくつ入るかということです。

例えば4/4拍子の場合は4分音符(分母が4なので)が一小節に4つ(分子が4なので)入ります。

3/4拍子なら4分音符一小節に3つ入ります。

6/8拍子なら8分音符一小節に6個入ります。

こんな感じで拍子はたくさんありますが、ほとんどの曲が4/4拍子です。
特にポップスやロックの場合は99%ぐらいの曲が4/4拍子と言ってもいいでしょう。

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