音楽理論解説 波形と音の関係 パート2

2021/06/01

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今日は前回に続いて音の三要素と波形の関係を実際に見ていきましょう。

まずは音の大きさから。
音の大きさは波形では波の高さとして捉えられます。

大きな音は高い波に

小さな音は低い波に

なります。

これはそれほど難しく無いでしょう。

 

音の高さ波の長さによって表されます。
波長の長さですね。
低い音は長い波に

高い音は細かい波に

なります。

これもそれほど難しくないでしょう。

 

では最後に音色について。
音色は波の形で捉えられます。

これは大きさや高さに比べて無限に変化があるので、概念的に捉えていただければと思います。

澄んだ音はなめらかで均等な波に歪んだ音は複雑で尖った波になります。

例えば澄んだ音の代表格、フルートの波形はこんな感じになります。
上の図のきれいな波(サイン波)に近いですよね。

反対に歪んだギターの波形はこんな感じになります。
なんかトゲトゲしていますよね。

 

他にも波形が角ばってくると音色が刺々しくなります。
シンセサイザーの世界ではサイン波三角波矩形波ノコギリ波という波形が使われます。
詳しいことは置いといてそれぞれ聴いてみましょう。

サイン波

三角波

矩形波

ノコギリ波

 

いかがでしょうか?
サイン波は非常になめらかな音で、波形が刺々しくなるに連れて刺々しい音色になりますよね。

これが音色と波形の関係です。

音色は倍音の含まれ方で変わり、倍音を足していくと波形が変わっていくのですが、それはまた次回解説していきましょう。

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