今日はセントについて解説したいと思います。
音程は半音単位で刻まれています。
しかし、ドとド♯の間には無段階に音程が存在しますよね。
チョーキングでゆっくり音程を上げていくとその間の音を表現することができます。
その中途半端な音程を周波数で表現することができるのですが、それではあまりにややこしいです。
以前解説したラを440Hzにしたときのドは261.63Hz、ド♯は277.18Hzになります。
ちょうど中間の269.41Hzだとちょうどドとド♯の中間かというとそうではありません。
このドとド♯の間も等比数列になっているので…
って考えるとわけがわからないですよね(笑)
そこで使えるのがセントという単位です。
平均律の場合はそれぞれの音どうしの距離が一定なので、音どうしの間隔を一定の単位で割ることができます。
半音をさらに100等分したのが1セントになります。
音程の変化は連続しているので、最小単位は無いのですが、実質このセントが最小単位と言っていいでしょう。
1セントというのは半音の100分の1なのでその幅はめちゃくちゃ小さく、明確にこの音程が1セントズレている!と言える人はいないでしょう(笑)
ちなみに純正律の場合は音どうしの間隔が一定でないので、セントで割ることはできません。
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