音楽理論解説 強進行、ドミナントモーション

2021/11/14

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前回の記事、ツーファイブの最後に強進行ドミナントモーションという言葉がちらっと出てきました。
コード進行を考えたりするときには覚えておくと便利なので、軽く解説したいと思います。

まず、強進行というのは4度上のコードに進んでいくコード進行のことです。
例えば、CメジャーキーでのCメジャーからの強進行はFメジャーコードになります。

Cから見てFは4度上のコードになりますので。
CからD、E、Fなら3つしか上がってないやんって思う方もいるかもしれませんね。

その時はCが1度、Dが2度、Eが3度、Fが4度という感じで数えます。

強進行はコード同士が非常に強く結びつき、心地よい流れになります。

 

ドミナントモーションは強進行の一種として捉えることができます。
ドミナントコードからトニックコードへ進む進行のことです。

5度メジャーから1度メジャーへの進行ですね。
5度から1度は4度離れているので、強進行ということになります。

ドミナントモーションはドミナントで不安定な感じを出し、トニックに落ち着かせるという感じになるので、サビ終わりやAメロ終わり、曲終わりなどによく使用されます。
終止感を出すとよく言われます。

 

そこで前回解説したツーファイブを見てみましょう。
ツーファイブは2度マイナー→5度メジャー→1度メジャーというコード進行です。

それぞれ2度から5度、5度から1度は4度離れているので、強進行ということになります。
そして5度から1度はドミナントモーションで終止感を出しているという感じですね。

強進行、ドミナントモーションという非常にわかりやすく、心地よいコード進行なので多用されるという感じですね。

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