音楽理論解説 「ツーファイブ」

2021/11/04

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少し前に「ツーファイブ」というコード進行をチラッと解説したと思います。
今日は実例を見ながらもう少し詳しく解説したいと思います。

まず、さらっとツーファイブをおさらいしておきましょう。
ツーファイブは2度マイナー→5度メジャーというコード進行のことです。

Aメロの終わり、サビの終わりなどで使われることが多いです。
2度マイナーはサブドミナント(SD)、5度メジャーはドミナント(D)なので、SDでちょっと持ち上げてDでもっと持ち上げ、1度メジャーなどのトニックに落とし込むという進行です。
フレーズが終わりに向かっていくという感じを演出するには最適なコード進行ですね。

ツーファイブと言うと2度マイナーから5度メジャーへの進行を指しますが、多くの場合でその後1度メジャーに戻ってきます。
この場合は「ツーファイブワン」と言います。
あんまり聞かないですが(笑)

 

以前紹介した空も飛べるはずのBメロ終わりはツーファイブです。

他にもOfficial髭男dismの「Pretender」でも多用されています。
イントロ、Aメロ、Bメロ、サビそれぞれの終わりがツーファイブ、イントロ、Aメロ、サビ終わりはツーファイブワンになっています。
よかったらコードを調べてみてください。
B♭m→E♭→A♭という進行が使われています。

ただ、最近の流行りの曲ではツーファイブよりフォーファイブのほうが多用される印象がありますね。
統計をとったわけではないのでわからないですが。

 

また、ツーファイブの中には強進行ドミナントモーションという名前がつく動きが隠れています。

ちょっと長くなりそうなので、解説は次回にしたいと思います。

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