表現力とスピードアップ 「アップダウン奏法」

2021/11/06

ドラム講座

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今日はドラムのアップダウン奏法を解説したいと思います。
8ビートなどを叩くときにハイハットでアップダウン奏法ができると、スピードが上がり抑揚もついて表現力も豊かになります。

普通にハイハットを連打しようとすると、スティックは往復運動になります。
振り下ろして1発叩いたら振り上げて、もう一度振り下ろして2発目という感じで繰り返していきます。

これだと2回叩くには2往復する必要があります。

アップダウン奏法では腕を大きく上下させる中で2回叩くことになるので、スピードが上がります。
腕が1往復する中で2回叩くことができるので。
それをやっていると自然に2回に1回アクセントがつくので、ビートに抑揚がつきます。

 

やり方を解説しましょう。
アップダウン奏法にはいろんな方法があり、手首を使う方法前腕の回転を使う方法指の開閉を使う方法などがあるのですが、今日は手首を使う方法を解説しましょう。
正直、あんまり実用的ではないのですが、動きがわかりやすく、習得しやすいので最初はこれから始めるのがいいでしょう。

そこから速くなっていくと前腕の回転を使う方法、リバウンドが多い打面なら指の開閉を使う方法へ移行していきます。

 

まず、ダウンストロークで一発叩きます。
腕を下げてスティックがこのような角度でハイハットに当たるようにします。
スティックのショルダーでハイハットのエッジを叩く感じです。

若干手首が外側に反るようにします。
腕が下がるのでダウンストロークです。

そこから腕を上げていってこのような角度で2発目を叩きます。
チップでハイハットのボウを叩く感じです。

腕が上がるのでアップストロークです。

これを繰り返していくとアップダウンストロークになります。

 

実用的にするにはもう少し複雑な動きが必要ですが、腕を重力にしたがって腕を落とすことでダウンストロークを叩き腕を上げながら手首を内側に曲げることでアップストロークを叩きます。
単純に解説するとダウンとアップで腕の動き、手首の動きと使う部位、筋肉を使い分けることで速く叩けるということですね。

そして腕の力を使ったダウンストロークでは自然にアクセントがつくという仕組みですね。

とりあえず8ビートが叩けるようになった初心者の方は実践してみるといいでしょう。

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