弾き語りレコーディングのときにテンポを決める必要性

2023/01/02

レコーディングレポート

t f B! P L

 今日はレコーディング時にテンポをあらかじめ決めておくかどうかについて解説したいと思います。

基本的にレコーディングは正確なテンポで録ります。
PCからクリック(メトロノーム)を鳴らして、それに合わせて録ります。

正確なテンポを聴きながら演奏するので、テンポが乱れずに演奏できるのはもちろん、編集にも役立ちます。

クリックを聴きながら演奏するとコンピングパンチインを使用することができます。

コンピングとは数テイク録った音源からいい部分を切り取って一つの音源を作る方法です。
Aメロは1テイク目、Bメロは3テイク目、サビの前半は2テイク目、サビの後半は…みたいな感じですね。

パンチインは間違えて止まってしまったところからスタートする方法です。
普通に録っていたらサビの入りで間違えた!というときにサビの数小節前から流していき、サビから録り直すみたいな感じですね。

クリックを鳴らさずに演奏していると、テイクごとに微妙にテンポが変わります。
メトロノームのように完全に同じテンポで演奏することは難しいので。

その微妙なテンポの変化が繋げてみたときの違和感につながるので、クリックを鳴らさずに録るなら最初から最後まで1回で録る必要があります。
コンピングでの間違えた部分の差し替え、パンチインでの録り直しはできません。
もちろん、数回録って一番いいやつを選ぶことはできますが。


ただ、クリックを鳴らすことによるデメリットも存在します。
それは自由にテンポを揺らすことができないということですね。

弾きながらその場のフィーリングでテンポをいじりたいというときにクリックは邪魔です。

また、人によってはクリックを聴きながら録ると硬い、ノリが悪い印象を持つ人もいますね。


基本的にはクリックを聴きながら演奏することをオススメしますが、無しでもできるということです。

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