同じ曲を別のアレンジやリミックスでリリースするのは好きですか?
個人的には大好きです。
だって、好きな曲をまた別の雰囲気で聴けるんですから。
焼肉食べに行って、めっちゃうまい肉が2枚あったら、タレと塩で1枚ずつ食べたいですよね。
それと同じです(笑)
今日はだいぶ前に紹介した「文藝天国」というユニットが最高のリアレンジをリリースしてくれたので紹介したいと思います。
「破壊的価値創造」という曲なんですが、リリースから5日で何十回再生したでしょう(笑)
ちなみに、最初にリリースされたバージョンはこちら。
違いを聴いてみると面白いでしょう。
まず、曲の入りでノックアウトされました。
普通、曲の最初は無音部分を0.5秒ぐらい作るのですが、このリアレンジではほぼ0秒スタートなんですよね。
これはマスタリングエンジニアがやったことではあると思うのですが、普通は無音部分を挿入するので、文藝天国側から0秒スタートにしてほしいという依頼があったことはほぼ確実でしょう。
広告をスキップしたら一瞬で曲が始まるんですよ。
この衝撃はハンパないですね。
このコンマ数秒がこれだけの違いを生むのかと。
更に惹かれるのが、サビのドラムですね。
裏拍でスタックシンバル(シンバルを重ねて余韻を短くしたもの)が鳴っています。
「ンチャンチャ」みたいなやつですね。
これのタイミングが微妙に不安定なんですよね。
シンバルなので、スネアやバスドラに比べてアタックがハッキリ出にくいというのはありますが、それにしても不安定です。
そこに集中して聴いていると不安定で気持ち悪いのですが、曲全体を聴いていると心地いい、綿密に練られた戦略でしょう。
これだけ複雑なドラミングをやろうという人が、ここだけ下手なんてことは考えにくいので(笑)
元の曲は伴奏がエレキギターのカッティングと単音弾きのオブリガードが中心で、ギターが非常に前に出てくる感じなのですが、今回は特にAメロはギターが控えめでした。
最初はギターが無いのかと思うぐらい変わっているのには驚きました。
また、MVの完成度も高いですね。
今までの文藝天国のMVからすると、ロケ地や小道具などが全然違うのですが、文藝天国感は十分に感じられるんですよね。
美しくかっこいい・・・
文藝天国は今までも同じ曲を複数のアレンジでリリースしてきましたが、今回のMVは自分的に最高傑作だと思ったという話でした。
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