ブリッジピンの仕組み

2023/10/21

ギター講座

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 アコギの弦のブリッジ側はブリッジピンというピンで止まっています。
上から見える丸いやつですね。

このピンで弦を押さえつけることで弦が止まっているのですが、中の構造がどうなっているのか知らない人も多いと思います。

構造を知らないと弦交換した後にブリッジピンが抜けて弦が外れる原因になるので注意しましょう。

ざっくり内部構造を描くとこうなります。

まず、弦の後ろはボールエンドという丸い部品がついています。

これはエレキやベースの弦でも同じです。

このボールエンドをブリッジピンで押さえつける形になりますが、ポイントはピンの先にボールエンドがないことです。
こうなっていないというわけですね。

ピンの摩擦だけで押さえているわけではありません。
弦を刺さずにピンだけを穴に入れてみるとわかりますが、意外ときつくないんですよね。

この状態のまま弦を張って張力がかかるとピンには上向きの力がかかります。
そうすると抜けてしまいますよね。

ボールエンドが最初の画像のようにこの位置にある場合はどうでしょう。
このまま張力がかかるとボールエンドがこの向きに動く力がかかります。

そうするとピンの後ろ側とブリッジに摩擦が起こって止まるというわけですね。

なので、弦を張るときは軽く弦を引っ張りながら張るのがコツですね。
ピンがすっぽ抜けないように注意して弦を張りましょう!

内部の写真はこんな感じですね。
正しい位置にボールエンドがあるのがわかりますでしょうか?

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