アンプを通すと信号が増幅されます。
ギタリストやベーシストはスピーカーもまとめて「アンプ」って言いますが、厳密には間違いです。
アンプとは信号を増幅する部分、音を鳴らすのはスピーカーです。
ギターやベースから出力される信号は非常に微弱なので、そのままスピーカーにつないでも音は鳴りません。
そこで信号を増幅するのですが、そのときに使うのがトランジスタです。
いきなり難しい言葉が出てきましたね(笑)
そのトランジスタがどのようにして信号を増幅するのか解説しましょう。
真空管を使うアンプも多いのですが、今日はわかりやすいトランジスタを例にしたいと思います。
トランジスタにはたくさんの種類がありますが、わかりやすいように超簡略化していますので、ちゃんと知りたい人、アンプを自作したい人は自分で調べてください。
引用元:e-DIYトランジスタとは電気を通したり、通さなかったりする電子部品です。
トランジスタには3本の端子がついています。
コレクタ、ベース、エミッタというのですが、名前はどうでもいいです。
両端の端子に電源(今回は電池)をつないでも電気は流れません。
真ん中の端子に電圧をかけると電流が流れるようになります。
この図では電池をつないでいますが、ここにマイクやピックアップをつないでみましょう。
前回の電気解説の記事で書いたとおり、音声信号は交流で出力されます。
これを真ん中の端子につなぐと、マイクからくる信号に合わせて、トランジスタが流れを制御してくれるので、主回路には制御回路と同じような波形が増幅された形で現れるというわけですね。
今回紹介した回路では電圧がマイナスの場合、電流が流れなくなります。
そのあたりは省略しておりますのでご了承ください。
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