スティック無しの練習① 素手練習

2019/01/07

ドラム講座

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久しぶりにドラム講座をしたいと思います。

今日紹介するのはスティック無しでできる練習です。

家にドラムセットがある人は滅多にいないと思います。
家に電子ドラムや立体的な練習パットがない人も多いでしょう。
一軒家なら大丈夫でしょうが、マンションでは電子ドラムでも下の階の人から苦情が来るでしょう(笑)

そんな時に家でどんな練習をしたらいいのか、というのが難しいところですよね。

一つは練習パットを使ったスティックコントロールの練習です。

(ここで言う練習パットはこのようなパット単体のものです)
その紹介は今度にします。

今日紹介するのはスティックも練習パットも無しでできる練習です。

それは素手練習です!

簡単に言うと素手で膝を叩いたり、足踏みをしたりする練習ですね。

これがけっこう重要です。
ドラマーは思うように練習場所が確保できないという悩みが常につきまといます。

練習パットでスティックコントロールの練習をするのは重要ですが、みなさん手足のコンビネーションの練習もやりたいでしょう。

そんな時に有効なのが素手練習です。

やり方はとても簡単です。
手で膝や机を叩きながら足踏みするだけです(笑)

実際の曲でもいいですし、基礎パターンを叩いてもいいです。
思いついたパターンをアドリブで叩くのもありですね。

ドラミングのほとんどは手足の組み合わせでパターンが作られています。
パターンの練習は実際の打面でなくても行なうことができます。
素手で叩けるようになったら、セットでも8割ぐらい叩けます(笑)
素手で手足のコンビネーションを練習したら、あとは腕を立体的に動かすだけですからね。

注意点が2つあります。

注意点①必ず何かを叩く

素振り練習で空気ドラムを叩く人がいます。
もちろん、イメージトレーニングという観点ではいいんですが、やり過ぎると知らず知らずのうちにスティックを寸止めしてしまう癖がついちゃうんですよね。

スティックを打面に当てるところまでが一連の動作なので、スティックを空中で止める練習はする必要がないですよね。

素手練習でも同じで、手を空中で止めるような練習はおすすめしません。
必ず何かを叩きながら練習するようにしましょう。

注意点②つま先を上げる

足の話ですが、つま先をつけたままかかとで足踏みして練習する人がいます。

実際の動きとは違いますよね。
フットペダルを操作するときは必ずつま先が上下するはずです。
(ヒールアップ奏法、ヒールダウン奏法共につま先が上下します)

つま先を地面につけた状態での足踏みというのは、実際のフットペダルの操作とは違う動作になるので、変な癖がついてキックのタイミングがずれる原因になります。

かかとをつけたままつま先を上下させるようにしましょう。

正直、やりにくいと思います(笑)
ただ、やりにくい状態で練習すると実際のペダルになった時に楽に感じますので。

もう一つ紹介したい練習法があるのですが、長くなりそうなので明日にしたいと思います。

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