さて、今日は昨日に引き続きアコギのパーツ名を解説していきたいと思います。
昨日は全体とヘッドを解説したところで終わってしまいました。
今日はネックから解説していきたいと思います。
ネックは大きく分けてネック材と指板材の2つの木材で構成されています。
ネック材はネックそのものの材のことです。
裏側で手に触れるのがネック材ですね。
続いて指板材ですが、フレットが打ち込まれている表面の木のことです。
材料の名前では指板材と言いますが、この部分を表すときは単純に「指板」と言います。
英語で「フィンガーボード」と言っても間違いではありませんが、あんまり言う人は少ないかなって木がします。
フィンガーボードってちょっと長いので(笑)
指板はサウンドホールの手前まで伸びているのが一般的です。
なのでネックより指板のほうが長いんですよね(笑)
指板は生木が露出している場合が多く、けっこうデリケートなパーツです。
湿気の影響を受けやすいので。
ネックが反る要因は弦との張力バランスの変化の他に、指板が湿気を吸うことでもおこります。
ネックや指板は音程を変化させるパーツであるのと同時に、木の種類によって音質にも影響を与えます。
ネック材はマホガニー、指板剤はローズウッドが使われることが多いですが、この木が違うだけでけっこうサウンドも変わってきます。
指板に打ち込まれている金属の棒を「フレット」と言います。
金属の棒自体をフレットと呼びますし、押さえるポジションも1フレット、2フレットと言ったように数えます。
ナット側から数えて1本目のフレットに弦が密着するように押さえることを「1フレットを押さえる」と言うということですね。
フレットは弦に直接触れるパーツなので消耗品です。
年単位で交換が必要になります。
中古でギターを買うときはフレットが減っていないかは確実にチェックするポイントですね。
3,5,7,9,12,15,17フレットについている白い◯は「ポジションマーク」です。
フレット数をナットから数えなくてもわかるようにうたれている目印ですね。
どうして12フレットだけ奇数じゃないのにポジションマークがあるのかと言うと、12フレットで1オクターブ上がるからです。
12フレット上では開放弦の1オクターブ上の音を鳴らすことができます。
サイドにもポジションマークがありますね。
指板を覗き込まなくても押さえる位置がわかるようにという工夫ですね。
ポジションマークのことを「インレイ」と呼ぶ場合もあります。
高いギター(特にデザイン性の高いギター)ではポジションマークがオシャレな場合がありますね。
鳥の形をしていたり、植物の形をしていたり、龍の形をしていたり。
今日はここまでにしましょう。
意外と長くなりますね(笑)
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