ステレオ、モノラルの話 パート2

2020/01/02

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ちょっと前にステレオとモノラルの話をしました。
今日はその続きの話をしたいと思います。

まだ前の記事を読んでない人はそちらからどうぞ。

音楽の再生方式にはモノラルとステレオの2種類あります。

生楽器は基本的にモノラルですよね。
ギターのサウンドホールは1つですし、打楽器も管楽器も音が出るポイントは1つです。

電気楽器もモノラルだと言う話は前回しました。

ではモノラルの音源をどうやってステレオにするのでしょう。

まず、基本的に生楽器等の音をレコーディングしてステレオスピーカーで鳴らすと真ん中から聞こえてきます
スピーカーは左右に2つあるんですが、両方から同じ音源が流れてくると真ん中(スピーカーの無い所)から鳴っているように聴こえます

そのモノラルの音源を左右に振ることでミックスしたときのステレオ音源を作るんですね。

 

それを理解するために「PAN」を説明しましょう。

パンって読みます。
ミキサーとかをあんまり使ったことがない人はあんまり馴染みがないでしょう。

PANとはステレオ出力での左右の振りです。

この音は右から出そう、この音は左から出そう、みたいに音を振ることを「PANを振る」って言います。

ミキサーにもPANっていうツマミがあって、右に回すと右に、左に回すと左から音が出ます。

このPANですが、左右に無段階に振ることができます。
左右を50対50にすれば真ん中から聞こえますし、60対40にすれば少しだけ左から80対20にすればかなり左から聞こえるようになります。

なので極端な話、スピーカーが2つあってもPANを完全に50対50に振っていれば、真ん中から聞こえるように感じるのでモノラルってことですね。

 

一般的にボーカルベース、ドラムのバスドラスネアはPANを振らずに真ん中から聞こえるようにして、ギターキーボードなどの楽器は左右に振ることが多いです。

中心となるメロディーなどは真ん中からズドーンと聴こえて伴奏系は左右から聴こえるようにして広がりを出すみたいな感じですね。

 

なにか曲を聴くときちょっとPANを意識すると面白いかもしれませんね。

この楽器は右から聴こえるぞ?みたいな感じで。

イヤホンとかヘッドホンだとわかりやすいですよ!

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