今日はミキサーの使い方パート2です。
今日は入力チャンネルについて解説しましょう。
入力チャンネルは大きく分けて「モノラルチャンネル」と「ステレオチャンネル」に別れます。
当スタジオのミキサー「MG16XU」は名前に16って入っている通り、16チャンネルあります。
しかし、ステレオチャンネルにはLとRの2つ入力があり、2チャンネルとしてカウントするので、実質12チャンネルです。
どのメーカーのミキサーもそのようにカウントするので、スペックに10チャンネルって書いてても実際は6チャンネルしかなかったりするので、注意しましょう。
ではモノラルチャンネルの入力について解説していきましょう。
このミキサーの場合、XLR端子(キャノン端子)とフォーン端子が両方挿せるタイプのコネクタです。
1つ分のスペースで2種類させるので便利ですね。
ただ、XLR端子とフォーン端子が別になっている場合もあります。
ここにマイクや楽器を入力します。
マイクや電子楽器は直接入力します。
ギターやベースはDIという機器を経由して入力します。
その下の「PAD」スイッチと「HPF」スイッチも解説しましょう。
PADスイッチは入力レベルを下げるスイッチです。
ミキサーの入力端子はマイクに対応しているのですが、マイクから流れてくる信号は非常に微弱です。
その微弱な信号を正確に拾えるように、ミキサーの入力部は敏感になっているんですよね。
しかし、キーボード等の電子楽器やDIを経由してきた信号は強力な信号です。
ミキサーの入力チャンネルは敏感にできているので、あまり強力な信号が流れてくると許容オーバー(音割れ)してしまうんですよね。
それを防ぐために入力信号を弱めるボタンがPADボタンです。
26dBというのは「信号を26デシベル下げますよ〜」という意味です。
XLR端子とフォーン端子が別になっているミキサーの場合、フォーン端子のほうが自動的に信号を弱くするようになっているものが多いです。
HPFボタンは「ハイパスフィルター」と言います。
書いているように80Hz以下の音をカットするボタンです。
ボーカルの入力時に押しておくと、不要な低音がカットされてクリアで通りやすい声になります。
なかなかのボリュームになってきそうですね。
また続きはぼちぼち書いていきたいと思います。
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