倍音とは? パート2

2020/06/04

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昨日は倍音について解説しました。

今日はそれをもう少し掘り下げたいと思います。

昨日は弦を1本鳴らすと基音だけでなく、倍音もたくさん鳴りますよって話をしました。

では基音と倍音だけなのでしょうか?
実は違うんですよね(笑)

基音や倍音以外の音も鳴っています。
2倍3倍以外の音も鳴ります。
そんなの音程じゃなくなるやんって思いますよね(笑)

 

実際には倍音以外の音も鳴っているのですが、量としては少ないのでしっかり音程を聞き取ることができるんですよね。
逆に倍音以外の音がたくさんなっている楽器はドラムです。

ドラムは一つの太鼓やシンバルを叩いただけでも倍音以外のいろんな周波数の音がたくさん鳴っているので音程を感じることができないんですよね。
音が高いとか低いとかを感じることはできますが、特定の音程には聞こえないですよね。

なので極端に倍音以外の成分をたくさん含む楽器は音程を持たないということですね。

 

話を音程を持つ楽器に戻しましょう。

アコースティックギターを例にしましょうか。
アコースティックギターは様々な周波数の音が鳴る楽器です。

弦の振動だけを切り取ると基音倍音が多く鳴ります。

しかし実際には弦だけでなくボディも振動します。
ボディは均一な素材でできていないので、様々な周波数で振動します。

ネックも振動しますし、細かいことをいえばサドルもナットもブリッジもエンドピンも・・・みんな振動しています。
また、ピックが弦にぶつかる音弦と指がこすれる音なども鳴りますよね。

そのへんの音も音楽を構成する音です。

これはアコースティックギターに限った話ではありません。
エレキギターやベースはもちろん、管楽器や声だってそうです。

なので、そのように均一な素材でない振動ものどうしがぶつかった時にでる振動が倍音以外の振動として出力されるんですよね。

 

また、厳密にはそのような音も倍音と呼ばれます。

わかりやすくするために倍音じゃない音って書きましたが。
基音の2倍、3倍・・・の音は整数次倍音と言い、
それ以外の音は非整数次倍音って言います(笑)

なので、今日の説明は非整数次倍音ってことですね。

まあ、それは置いといて基音の2倍3倍の音以外もたくさん鳴っていますよって話ですね(笑)

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