ロックやポップスの世界でカバー曲をやるときにちょこちょこ聞く言葉に「楽譜を信用しすぎるのは良くない」というものがあります。
まずは楽譜を信用しすぎるのは良くないのがなぜなのか解説しようと思います。
理由は間違っていることが多いからです。
ネットで自由に閲覧できるコード譜はもちろん、普通に販売されているバンドスコアも間違っていることが多いです。
まあ、間違いとアレンジの違いを明確に区別することは難しいかもしれませんが。
現在のポピュラー音楽は1つの曲でもいろんなアレンジが存在します。
普通のシングルバージョンの他にアコースティックバージョンがあったり、ライブバージョンがあったりするのはもちろん、シングルとアルバムでアレンジが違うってこともありますよね。
なので、どのアレンジから採譜したのかによって楽譜が変わってくるんですよね。
まあ、普通の間違いもけっこう多いですが(笑)
一般的に売られているバンドスコアは基本的にミュージシャンが演奏するときに見ていたやつとかではありません。
楽譜会社が曲を聞いて耳コピしたものが基本らしいです。
そりゃ間違いもありますよね(笑)
無料で閲覧できるコード譜も基本的に耳コピなので間違いは多いです。
なので、楽譜を見るのは良くない!耳を信じろ!みたいに言う人がたまにいます。
たしかに、音楽を長くやる上で耳コピの能力を高めていくことや、楽譜を見ずに演奏できる能力を鍛えることは必要です。
しかし、楽譜を見るのが一概にダメだとは思いません。
だってそもそも楽器を始めたばかりで耳コピなんてできないですし(笑)
楽譜を見ればある程度どのように演奏したらいいのかわかるので、練習が楽になりますよね。
楽に楽しみながら楽器を演奏することって大切だと思いませんか?
こういう話をすると「昔はコード譜もバンドスコアもなかった!」っていう人がいますが、使えるものは使っていったらいいんじゃないかなって思います。
もちろん、曲を聞いてニュアンスを感じる能力や耳コピ能力は別で鍛える必要はありますが。
0 件のコメント:
コメントを投稿