以前にスケールの解説をしました。
今日はそのスケールが楽曲にどのように利用されているのか解説しようと思います。
まず、曲中で使える音と使えない音があります。
それを決めるのが「キー」です。
以前に少し解説したのですが、改めて整理しておこうと思います。
キーはその曲を構成する音階のことです。
キーで指定された音階の音を使って楽曲を構成します。
基本的にはキーで指定された音階以外の音を同じ曲の中で使うことはできません。
まあ、できないというより、使うと気持ち悪いメロディーや和音になるって感じですね。
なので、キーで指定された音階以外の音を使うこともあります。
雰囲気を変えたいときとか、気持ち悪い和音にしたいときとか。
そして、そのキーを構成するのがスケールなんですよね(笑)
キー=Cメジャースケールの曲があったら、Cメジャースケールの構成音「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」が指定された音階であり、使用できる音ということです。
同じようにキー=Bメジャースケールの場合、「シ、ド♯、レ♯、ミ、ファ♯、ソ♯、ラ♯」が指定された音階で、使用できる音になります。
このようにその曲の中で使える音を指定するものがキーです。
キーにはメジャーキーとマイナーキーがあるのですが、マイナーについての解説はまたの機会にしようと思います。
メジャーキーだけでド〜シまで12通りあります。
すべての曲は基本的に12通りあるキーのどれかに当てはまっています。
コード譜を検索するとオリジナルキー=Fとかって書かれていることがありますね。
正確に表記するならオリジナルキー=Fメジャースケールってな感じでしょうか。
スケールがキーを指定すると言った関係性ですね。
まあ、キーを表す英字は必然的にスケールなので省略しますが。
また、このキーに関しては日本語でハ長調とかト短調とかって言ったり、曲の途中で変わる、転調することもあるのですが、長くなりそうなのでまたの機会にしましょう。
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