音楽理論 スケールとキー

2020/09/01

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以前にスケールの解説をしました。

今日はそのスケールが楽曲にどのように利用されているのか解説しようと思います。

まず、曲中で使える音と使えない音があります。
それを決めるのが「キー」です。

以前に少し解説したのですが、改めて整理しておこうと思います。
キーはその曲を構成する音階のことです。

キーで指定された音階の音を使って楽曲を構成します。
基本的にはキーで指定された音階以外の音を同じ曲の中で使うことはできません

まあ、できないというより、使うと気持ち悪いメロディーや和音になるって感じですね。
なので、キーで指定された音階以外の音を使うこともあります。
雰囲気を変えたいときとか、気持ち悪い和音にしたいときとか。

 

そして、そのキーを構成するのがスケールなんですよね(笑)
キー=Cメジャースケールの曲があったら、Cメジャースケールの構成音「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」指定された音階であり、使用できる音ということです。

同じようにキー=Bメジャースケールの場合、「シ、ド♯、レ♯、ミ、ファ♯、ソ♯、ラ♯」が指定された音階で、使用できる音になります。

このようにその曲の中で使える音を指定するものがキーです。
キーにはメジャーキーマイナーキーがあるのですが、マイナーについての解説はまたの機会にしようと思います。

 

メジャーキーだけでド〜シまで12通りあります。
すべての曲は基本的に12通りあるキーのどれかに当てはまっています。

コード譜を検索するとオリジナルキー=Fとかって書かれていることがありますね。
正確に表記するならオリジナルキー=Fメジャースケールってな感じでしょうか。

スケールがキーを指定すると言った関係性ですね。
まあ、キーを表す英字は必然的にスケールなので省略しますが。

 

また、このキーに関しては日本語でハ長調とかト短調とかって言ったり、曲の途中で変わる、転調することもあるのですが、長くなりそうなのでまたの機会にしましょう。

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