「手首のスナップを効かせる」ってどんな動きか説明できますか?
ギターやベース、ドラムを演奏するときにそのような表現を使うときがあります。
スポーツでも使うときがありますよね。
非常に大切で重要な動きなのですが、意外と説明しにくいんじゃないでしょうか。
一番わかりやすい表現は手を洗ったあとに水をきる動きですね。
手首のスナップを簡単にまとめると「肘より胴体側の筋肉を使って手首関節、前腕の回転の両方を動かすこと」みたいな感じですね。
肘より胴体側の筋肉ってところが重要です。
肘を動かす筋肉は上腕にありますので、肘より胴体側の筋肉を使うことが重要です。
肘を動かす筋肉、肩を動かす筋肉、肩甲骨を動かす筋肉から発生するエネルギーは手首や指を動かして発生するエネルギーよりかなり大きいです。
そのエネルギーを使うことで速くパワフルな運動が可能になります。
前腕や手首を動かす筋肉を使ってスナップのような動きを再現することはできます。
しかしそれはスナップが効いているということはできません。
胴体側のエネルギーを使っていませんので(笑)
「手首の」スナップですが前腕の回転が必要なところも重要ですね。
よく手首を回してみたいに言われることもありますが、実際に回っているのは前腕です。
前腕が回転しないと胴体のエネルギーを手先へ伝えることができません。
また、前腕が回っていないと衝撃を手首の関節で受けてしまいますので、手首を痛めてしまう原因になります。
ドラムで打面を叩いたときの衝撃や、手首の関節が曲がりっきったときの手首にかかる衝撃ですね。
前腕でその衝撃を吸収することが重要です。
また、手首や前腕はしっかり脱力しておくことも重要ですね。
力が入っているとそこでエネルギーが止まってしまいますので。
手首のスナップって言うのは簡単ですが、かなり複雑な動きになっています。
手首、前腕はもちろん、肘、肩、肩甲骨など様々な関節が動き、様々な筋肉が複雑に絡み合っています。
一言で説明することが難しい動きなんですよね。
手を洗ったあとの水をはじく動きをしてみてください。
そのときに反対の手で肩や肩甲骨を触ってみてください。
いろんな関節や筋肉が動いていることが実感できると思います。
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