音楽理論 音名は1種類のルールとインターバルについて

2020/10/08

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最近こういう記事が多くなってきました(笑)
興味ない人には眠たい話かもしれませんが、私は好きなので書き出すととまりません(笑)

知らなくてもギターやベースは演奏できるので、興味のある人だけ読んでください。

以前にスケールを数えるときは音名は1種類しか使えない話と、インターバルの解説をしました。
そこで疑問になるのがラ♭とソ♯は同じ音だけどどっちを使うのかという話ですね。

ドからみるとラは6度なので、ラ♭は短6度です。
ソ♯は増5度ですね。

その音程を使うにはどっちを使ったらいいのか?という話ですね。

答えはどのスケールで考えるのかによって変わります。

 

少し話が変わりますが、音名はスケール上で1種類しか使えない話を先にしましょう。
Dメジャースケールは「レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ、シ、ド♯」です。
わざと♭で表記すると「レ、ミ、ソ♭、ソ、ラ、シ、レ♭」になります。

そうすると、レからみてソ♭の音が何度になるのかパッとわかりにくいのがわかるでしょうか?
レからみてソは4つ離れているので4度になります。
それはどんなスケール上でも同じです。
「レ、ミ、ファ、ソ」と並べると4つ目なので。

しかし、このスケール上でソ♭を見たときにレからみて3つ目3度になるのがわかりますでしょうか。

つまり、この表記をしてしまうとレとソは4度の関係という根本的な定義を崩してしまうことになるんですよね。
そうならないようにソ♭はファ♯を使います。

そっちのほうが見やすいですし、ルール上もわかりやすいですよね。

 

最初の話に戻りましょう。
ソ♯とラ♭はどっちを使うのかの話ですね。

ラ♭が出てくるスケールにD♭メジャースケールがあります。
「レ♭、ミ♭、ファ、ソ♭、ラ♭、シ♭、ド」ですね。
D♭メジャースケールのときに♯表記は使えないので、必ずこの表記になります。

つまりD♭メジャースケールのときはラ♭を使います。

しかし、Eメジャースケールの場合、「ミ、ファ♯、ソ♯、ラ、シ、ド♯、レ♯」が構成音です。
そうなるとソ♯を使います。

 

ここまできたらおわかりでしょうか。
D♭メジャースケールの構成音にラ♭はありますが、ソ♯はありません。
反対も同じです。

このようにスケールによって♭か♯かが変わります。

そうやって全く同じ音でも♭表記を使うのか♯表記を使うのかが変わってくるということですね。

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