ギター修理内容解説 ロッド調整

2020/11/12

教室レポート

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今日はギター、ベースの修理内容解説の続きでトラスロッド調整を解説していこうと思います。

今まではお掃除編だったのですが、これからは調整編とでも言いましょうか。
ギターやベースを弾きやすく、正しい音が出るように調整していく感じですね。

トラスロッドはネックの反りを調整するものです。
詳しい説明は以前に記事にしているので、こちらをご覧ください。

トラスロッドとは?
トラスロッドと反り直しの仕組み

ネックの反りの確認方法は1フレットとネックとの接合部付近のフレットを押さえて、その中間地点の弦とフレットの距離を測ります。
弦とフレットの幅が0.5ミリぐらいになるように調節します。

トラスロッドを回すとすぐに反応する場合もありますが、少し時間が経ってから状況が変わる場合もあるので、最低でも一晩は寝かせるようにしています。
調整したあと一晩おいてからもう一度チェックする感じですね。

ネックを外す必要がある場合少し高くなっています。
エレキギターやベースでネックがボルトオンジョイントの場合、まれにネックの根本にトラスロッドがある場合があります。

そうするとトラスロッドを回すには、チューニングを緩める→ネックを外す→トラスロッドを回す→ネックを固定する→チューニングという作業手順になります。

場合によってはそれを何回か繰り返す必要があるので、少し高くなっているという感じですね。

まあ、最近のギターやベースはほとんどネックを外すことなくトラスロッドを回せる仕様になっているので、レアケースだと思ってください。

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