少し前からレコーディング用のケーブルを自作しています。
たくさんのXLRケーブルを作ったのですが、それはスムーズにできました。
問題はTRSフォン延長ケーブルです。
TRSフォンケーブルとはギターやベースのシールドとは違い3極になっており、ステレオ信号やバランス信号を送ることができる規格です。
これの延長ケーブルを3つ作りました。
延長なので片方は普通のオスプラグ、反対側はメスジャックになっているものです。
既製品を買うより作ったほうが安いですし、長さも自由なので自作したのですが、作るのがめっちゃめんどくさかったんですよね。
プラグ側は全く問題なくできたのですが、問題はジャック側です。
今回使ったジャックはTOMOCAの「JS505」というジャックです。
何が問題なのかというと、芯線をはんだ付けする端子部分がめっちゃ狭いんですよね。
写真を見ていただくとわかるのですが、茶色がチップ、銀色がリング、下の長いやつがスリーブです。
めっちゃ狭いですよね(笑)
ちなみにプラグ側はこんな感じ。
チップとリングで端子の長さが違ったり、スリーブをつけたりケーブルを固定する端子も非常に長く作られています。
この狭い中にケーブルを突っ込んで、端子にあいている穴にケーブルを突っ込んで、はんだ付けするってのはなかなか難しかったですね。
ハンダが得意な人ならスムーズにできるのかもしれませんが。
私もそんなに下手じゃないと思うんだけどなぁ…
うまくいったときは一発で決まるのですが、うまくいかなかったときは5回ぐらいやり直しましたね。
その度に2センチぐらいケーブルが短くなってしまいましたが(笑)
しかもやり直ししすぎたせいでケーブルを挟む爪が折れてしまいました。
こうなっては使い物になりません。
新しいものを買う必要があります。
同じものを買っても同じ結果になりそうだったので、ちょっと高かったですがNEUTRIKの「NJ3FC6」を買いました。
同じNEUETIK製のXLRコネクタは非常に作りやすかったのですが、こっちは正直微妙でしたね。
最初のジャックに比べるとラクでしたが、XLRコネクタの方が完成度は高い印象です。
XLRコネクタの端子はこの写真のようにUの字になっているので、ここにハンダを乗せておいて溶かした後にケーブルを埋めればいいのですが、
フォンジャックはプレートに穴があいているタイプなので、あらかじめケーブルを端子に刺しておいてあとからハンダを乗せます。
これがなかなか難しかったんですよね。
また、抜け防止のスイッチがついているのですが、このスイッチがめっちゃ硬いです(笑)
個体差があるのかもしれませんが。
中に入っているバネは抜いて組み立てました。
これだけ手間がかかるのなら既製品を買ったほうがよかったですね。
ハンダに自信がある人は作ってみてもいいかもしれませんが、自信の無い人は大人しく既製品を買いましょう。
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