ギターとベース、オクターブ奏法の違い

2022/04/26

ギター講座 ベース講座

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 ギターにもベースにもオクターブ奏法と呼ばれるものがあります。
どちらもオクターブの音、「低いドと高いド」を鳴らす奏法なのですが、やることが違います。

どちらか一つの楽器しかやっていない人からすると、そんな違いがあるんだ、って思われるでしょう。

今日はその違いをざっくり解説していきたいと思います。


まず、ギターのオクターブ奏法1オクターブ離れた音を同時に鳴らす奏法のことです。

例えば5弦の5フレットと、その1オクターブ高い音の3弦の7フレットを押さえてみましょう。
これが両方とも同じAの音になるのでオクターブ奏法ということですね。

低い音は人差し指で、高い音は薬指か小指で押さえます。

オクターブ奏法はストロークで演奏することが多いので、弾きたい弦は押さえて、弾かない弦はミュートする必要があります。
人差し指で押さえている弦より下の弦は人差し指の腹で、上の弦は余った中指などでミュートするといいでしょう。

オクターブの位置関係は2本下の2フレット上になるので、その位置関係を保ったまま移動していきます。
ただ、2弦や1弦を使う時はさらに1フレット遠くなります。

ベースも左手のスタイルは同じです。
ギターと音の並びは同じなので。

ただ、フレットの幅が広いので、ギターより形がかなりきつくなってきますね。

大きく変わるのは右手の弾き方です。
ベースは基本的に1つの弦しか弾かないので、低い音と高い音を交互に弾くのが基本です。
譜面に直すとこんな感じですね。

弾いている弦より上の弦は右手でミュートできるので、余った中指などを使う必要はありません。
ただ、弦を交互に弾いていくので、低い音を鳴らす時は高い音は指を浮かせてミュートして、高い音を鳴らす時は低い音は指を浮かせてミュートします。

右手も1つ弦を飛ばして交互に弾くことになるので、指の向きや弾き方も普通とは少し変わってきますね。

またそれぞれの奏法の詳しい解説はやっていきたいと思います。

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