今日はギターやベースにおける、弦を弾いたあとの指の動きについて解説したいと思います。
どんな奏法でも弦を弾く時は「弦に向かって指やピックが向かっていく」「弦と接触する」「弦から指やピックが離れて、どこかの時点で動きが止まる」の3ステップがあります。
ストローク奏法なら動きが止まっている瞬間は無いように思えますが、ダウンストロークが終わって折り返してくるときの最下点、アップスロトークの最上点では厳密には一瞬止まっています。
ダウンストロークで、下に向かう速度が0に近づいていって、0にならないうちに折り返すことはありえないので。
まあ、それは置いといて弦を弾いたあとの動きについて解説したいと思います。
弾いた後に指やピックがどう動こうがあんまり関係ないように思いますが、そうではありません。
動きを止めると、動きが固くなってしまうので。
基本的にどんな奏法(ストローク、ソロ、アルペジオ等)でも振り抜いた直後、空中で動きを止めることは良くないです。
弾いた直後に動きを止めるということは、動いている指や腕を止めるために指や腕を固めるという動きになります。
楽器を弾いている中で指や腕を固めてしまうと、音が固くなるのはもちろん、動きが乱れてしまい、タイミングがずれたり、スピードが上がらない原因になります。
弦から指やピックが離れたあと、適切な距離の振り抜きをすることで、自然に減速することができ、動きが柔らかくなるということですね。
また、なにかモノにぶつけて止めるという方法もあります。
ベースの指引きやスラップでは弾いたあと、1本次の弦に指を当てて止めます。
モノにぶつけて止めるということは、わざわざ動きを止めるために体を固める必要はありませんので、柔らかく自然な動きを維持できます。
動きが硬いとスピードが出ず、疲れる原因にもなります。
そういった悩みがある人や振り抜きの動きに意識を向けてみるといいでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿