上手いドラム演奏の動画を見ていると、両手でクラッシュシンバルを叩いていることってありますよね。
曲が盛り上がって、パーンと言わしたいときに両手で叩きます。
ただ、楽譜を見ても、両手で叩くという指定はありません。
たまに丁寧な楽譜なら書いていることもありますが。
基本的には書いてないです。
楽譜にはクラッシュシンバルという指定はあっても、どのクラッシュを叩くのか、1つなのか2つなのかは演奏者に委ねられた部分ということですね。
なので、「ここは両手で叩きたいな!」って思ったところは両手で叩きましょう!
ということなのですが、それだけではわからないと思うので、ある程度の目安を書いてみたいと思います(笑)
まず、曲が盛り上がっていることが前提です。
あんまり盛り上がっていないところで両手を使うと、空気が読めないヤツになってしまいますからね(笑)
サビの始まり、サビ中のフィルインなど曲が盛り上がったところで使います。
次はクラッシュシンバル前の音の長さです。
曲のテンポにもよりますが、直前の音が3連符より長い場合は使えます。
3連符より長い音符とは8分音符、4分音符、2拍3連などですね。
逆に直前の音符が3連符や16分音符、6連符などの場合は使えません。
具体的に書くと、下のような譜面だったら両手を使うことができます。
1小節目の終わりが8分音符なので。
逆にこの譜面では難しいでしょう。
では、終わりが16分だけど、クラッシュは両手で叩きたいときはどうすればいいでしょうか。
そういうときは最後の音をバスドラムにするというアプローチがあります。
スネア16分連打の直後に両手でクラッシュを叩くことはできませんが、例えば下の譜面のように最後の1打をバスドラムにしてやると手は8分になるので、両手が使えるということですね。
タム回しの最後をバスドラムにすることもできます。
ただ、これの場合はバスドラムが2連打になるので、ダブルストロークをマスターする必要がありますが。
最後のバスドラムのアイデアはパッと取り入れることは難しいですが、できる範囲で両手を使えるといいでしょう。
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