今日は前回の記事で出てきた半音下げチューニングを解説したいと思います。
ジャンルにもよりますが、10曲ぐらい弾いていると1回ぐらいは出てきますね。
全ての弦を半音下げるチューニングです。
ギターのチューニングは6弦からE,A,D,G,B,Eとチューニングします。
それぞれを半音下げるのでE♭、A♭、D♭、G♭、B♭、E♭となります。
ベースの場合はE♭、A♭、D♭、G♭ですね。
ただ、チューニングを変えようと思うとめんどくさいですよね(笑)
ではなぜ、半音下げチューニングをするのでしょうか。
ズバリ、低い音を鳴らすためですね。
チューニングを下げればそれだけ低い音が鳴るのは当たり前ですよね。
ただ、よく考えてみてください。
5〜1弦の半音下げはそれぞれ一つ太い弦の4フレットで鳴りますよね。
ということは半音下げることで増える音域は6弦のE♭の半音だけです。
これだけ聴くと「え?それだけ?」って思いますよね。
やってみるとめんどくさい半音下げチューニングで得られるのが、たった半音だけって(笑)
ただ、この半音が重要なんですよね。
それはE♭コードをオープンコードで押さえることができるからです。
レギュラーチューニングでE♭を押さえるには高い位置のバレーコードになります。
押さえにくい上、音が高い方に寄るので曲によっては使いにくいです。
それがオープンコードで押さえられると、押さえるのが楽で音を低い方に寄せることができます。
ベースでも同じです。
E♭の音を低くすることができます。
レギュラーチューニングでE♭はどうしても音が高くなってしまうのですが、半音下げチューニングなら低くできますからね。
E♭コードがたくさん出てくる曲なら、この半音が意外と重要なんですよね。
半音下げチューニングのメリットはまだあるのですが、続きは次回にしましょう。
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