例えばベースでこんな譜面があったとしましょう。
なんか弾きにくくないですか?(笑)
タイトルにあるとおり、開放弦が混じっているので弾きにくいんです。
今回の譜面のようにスタッカートや休符を多用するフレーズの場合、左手で鳴らした弦をすぐにミュートする必要があります。
そういったときに開放弦は不利なんですよね。
普通に押さえた弦なら指を離すだけでミュートができますが、開放弦の場合は弦に触れにいってミュートする必要があります。
もちろん、それはそれでマスターする必要があるテクニックなのですが、わざわざ使う理由はありません。
こういうときは4弦や3弦の5フレットで弾くといいですね。
また、こんな譜面はどうでしょう?
2弦を弾いたあと4弦を弾くと2弦のミュートがやりにくいです。
もちろん、4弦を押さえた指の腹でミュートはできるのですが、ローフレットの場合はミュートが甘くなってしまいます。
こういったときもできるだけ開放弦を使わないほうがいいですね。
右手を2弦まで伸ばすのも大変ですし。
ただ、4弦の開放弦となると話しは別です。
そこでしかその音は鳴りませんから(笑)
また、ハイフレットになり、ピッキングの位置が同じなら自然に音が丸くなってしまいます。
開放弦特有の伸びのあるクリアな音色が欲しいときはあえて使ったりすることもありますが。
バンドスコアはそのあたりの弾きやすさを考慮せずに作っている場合もあります。
作った人がベーシストとは限らないので。
そういった細かい部分は自分で修正しながら演奏できるといいでしょう。
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