今日は当教室の押しポイントの一つ、レベルに合わせた楽譜作成について書きたいと思います。
まず前提として当教室は受講者さんのやりたい曲をできるように、というコンセプトでやっております。
知らない課題曲をやるより、知っている好きな曲を演奏したほうがテンションが上がりますからね。
ただ、それだと難易度が合わないことがあります。
最初から難しい曲だと完成まで時間がかかりすぎてしまいます。
それはそれでやる気が出なくなってしまいますからね。
そこで、レベル別に楽譜を作るということをやっています。
楽器始めたての初心者には簡単な楽譜、少し慣れてきたら難しいテクニックを入れて、もっと上手くなってきたら原曲と同じ楽譜にして、という感じでレベルアップしていきます。
具体的に見てみましょう。
少し前のメンバーズセッションでやったDISH//の「猫」のドラム譜のAメロを見てみましょう。
楽譜の読み方がわからない方も多いと思いますが、たくさん音符が書いてあったら複雑な楽譜です。
レベル1(初めてドラムをやる人の最初の楽譜)
繰り返しを多用することで、1小節叩けたらほとんど叩けるようになっています。
最後のフィルインもちょっと簡単ですね。
レベル2(2,3曲叩ける人向け)
基本的な8ビートはマスターしているので、シェイクビートやハイハットオープンを追加していきます。
レベル3(5,6曲叩ける人向け)
レベル2の要素に加えて、キックペダルのダブルストロークが必要な、16ビートを追加します。
繰り返しもなくなりましたね。
レベル4(ほぼ原曲通り)
レベル3の要素に加えて、7小節目のダブルストローク、8小節目の左足のコントロールが出てきます。
先日のセッションでこの譜面にたどり着いた人はいません。
という感じです。
もちろん、すべての曲でこのように簡単にできるわけではありません。
めっちゃテンポの速い曲なんかは流石に最初の練習曲にはできません。
ただ、できる範囲でレベルに合った楽譜を作ってレッスンを進めていきます。
初心者向けに簡単な楽譜を作るのはもちろんですが、レベルが上がってくるに連れていろんなテクニックを追加していくことになるので、中級者、上級者になってもレベルに合った楽譜を作っていきます。
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