弦交換で音が下がる理由

2022/11/28

ギター講座

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 弦交換をした直後、チューニングしたらすぐに音が下がります。
6弦から順番にチューニングして1弦までチューニング終わったときには、6弦は半音ぐらい下がっています。

今日はなぜ下がってしまうのか解説しましょう。


まずは、弦が伸びるからです。

弦の張力はエレキで40キロぐらい、アコギで60キロ、ベースなら80キロぐらいかかるので、ギターなら1本数キロ〜十数キロ、ベースなら十数キロから20キロ超ぐらいの張力がかかります。

当たり前ですが、それだけの力がかかれば弦は伸びるので、伸びた分テンションが弱くなり、チューニングが下がるという事ですね。

張った後、弦を引っ張って伸ばしてやると、安定するのが早くなります。

また、ネックの反りもあります。
先程も書いた通り、弦の張力がそのままネックにかかります。

弦を張った状態ではネックも弦側に反ります。(順反り)
弦を張っていない状態ではネックは反対に反っており(逆反り)、チューニングしていくとだんだん順反りしていくことになります。

弦の方にネックが反ってきたらチューニングが下がるので、6弦から順番にチューニングすると最初にチューニングした弦はチューニングが下がるんですよね。


最後に、エレキギター特有ですがトレモロユニットの影響も大きいです。
ストラト系のギターでブリッジをフローティングさせている場合、ネックの反りと同じで弦を締めていくとブリッジが持ち上がってチューニングが下がります。

トレモロユニットの動きはネックの反りよりも圧倒的に大きく動くので、フローティングしているエレキはチューニングが非常に合いにくいですね。


弦交換直後はチューニングが安定しにくいので、1周合わせたら終わりではなく、何回もチューニングしましょう。

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