今日は昨日の続きで高いギターは何が違うのか、「作り」という観点から見てみようと思います。
よく言われるのは合板と単板ですね。
アコギのボディは木の板で作られています。
その板を大きく分けると合板と単板に分けられます。
合板とはかつらむきにした木を伸ばして数枚(ギターでは3枚が多いらしい)を接着剤で張り合わせた板です。
単板とは木を薄く切った板ですね。
単板を切り出すには大きな木が必要です。
合板だと細い木でも幅の広い板が作れます。
なので単板の方が高いというわけですね。
テーブルでも一枚板は高いのと似たような感じですね。
好みもありますが、基本的には単板の方がいい音がしますね。
他にもボディの形や内部の力木の配置や形状などでもアコギの音は大きく変わります。
より音がよく響くようにそれらの構造を精密に作り込めばその分価格は上がるというわけですね。
力木(力木、ブレーシング)とはアコギ内部の木でできた骨組みのことですね。
木の板をアコギの形に整形しただけでは弦の張力に耐えることができません。
サウンドホールの中に手を突っ込んで内部を触ってみるとわかると思うのですが、骨組みがたくさん走っていると思います。
これが力木ですね。
強度を上げるためには力技を太く、たくさんつければいいのですが、ガチガチにすればその分響きが失われてしまいます。
高いギターはその強度と響きのバランスをしっかり突き詰めているというわけですね。
いいパーツを使っているというのも価格に反映されるのですが…
次回にしたいと思います(笑)
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