今日はドラムレコーディングの流れについて解説しましょう。
まず、事前にどの楽器を持ち込むのか、というところは言っていただけると助かります。
当日にスネアをどけて、シンバルを外してってやっていると時間がかかりますからね。
セッティング、チューニングは慎重にやってください。
焦って変なセッティングのままだといいテイクがなかなか録れず、結果的に時間がかかってしまいますので。
チューニングもできるだけ慎重に。
持ってくる楽器は事前にチューニングしておいて、スタジオで最終調整みたいな感じがいいでしょう。
編集で音質を変化させることはできますが、チューニングの合っていない太鼓の音を合っている音に変換することはできないので。
セッティングと同時にマイクは私がセットしていきます。
基本的には
Kick in、Kick out、SD top、SD bottom、タムにはそれぞれ一つずつ(リムクリップを使います)、HH、Ride、オーバーヘッド×2、必要に応じてルーム×2の13個前後でセットします。
マイクのセッティングに希望があれば当スタジオの機材の中でできるだけ対応します。
レコーディングはクリックとあれば仮歌を聴きながら録ります。
レコーディングの進行に希望があればそのとおりにしますが、基本的には通して1曲録ります。
2,3テイク通して録って、いい部分を切り貼りする方法(コンピング)やミスったところだけ取り直し(パンチイン)を使いながらミスのないトラックを作っていきます。
どちらの方法でもいいのですが、ミスった部分だけを録り直す方法のほうが早く終わります。
1テイク録ったら一度全部聞いてもいいですが、自分で演奏していて分かる程度にミスったところは申告いただけるとそこだけ録り直せるのでミスった部分は言ってください。
ドラマー以外の方はスタジオの中でもロビーでもどちらにいても大丈夫です。
スタジオの中におられる場合は静かにしておいてください。
ロビーにおられる場合は途中で入室することが基本的にはできませんのでご注意ください。
空きメンバーについてはまたまとめて書きたいと思います。
やってできないことはないですが、ベース、ギターとレコーディングが進んでからドラムを取り直すのは難しいので、プレッシャーをかけるわけじゃないですが、できるだけ1回(取り直し数回)で決めましょう。
また、ドラマー本人もできるだけドラム以外の音を出さないようにお願いします。
ドラムはアコギなどに比べて音の大きい楽器なので多少の雑音はかき消されますが、シンバルがジャーンと鳴っている間にスティックがリムに当たったりするとその音はガッツリ入ります。
編集で多少マシにすることはできますが、完全に消すことは難しいのでご注意ください。
まあ、あんまり「ミスしちゃいけない」って思いすぎると動きが固くなって、逆にミスが出たりするので、いつもどおりリラックスして演奏しましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿