曲間に思いを馳せる

2023/03/03

その他

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 曲を聴くとき、特にアルバムの曲を通して聴くとき、曲間を意識していますか?

曲と曲の間には0.5〜2秒ぐらい無音の時間がありますよね。
これが曲間です。

まあ、意識して聴いている人はいないでしょう(笑)
一見どうでもいい要素に思えますがアルバム制作ではかなり意識して調整されています

最近はストリーミングの発達により、アルバムを通して聴くというより、いろんなアーティストの曲をシャッフルで聴いたり、自分でお気に入りのプレイリストを作ったりする人も多いですが、今でもアルバムはアルバムとして一つのストーリーになるように作られています。

曲順や曲間で一つのストーリーになっているというわけですね。

無音の時間が1,2秒あって次の曲に入るのと一瞬で曲が切り替わるのでは印象がかなり変わってきます。

曲の始まりや終わり方によっても曲間の印象は変わってきますしね。
最後の音を伸ばして終わる曲やフェードアウトの曲は、伸ばした音がだんだん小さくなり完全に無音になってからの曲間より、体感的には曲間が長く感じられるでしょうし、最後はスパッと終わる曲ならあんまり曲間が短いと焦っているような印象になるかもしれません。


私もこの仕事を始める前はアルバムを通して聴くことはあんまりなかったのですが、アルバムを通して聴くようになってからはそのストーリーにも目を向けるようになって、より曲を聴くのが楽しくなりましたね。

最近は本格的にレコーディングを始めて、実際に曲間を調整するようになって、そういったところに注目する楽しさも増えました。
一人で曲を聞きながら、「凄え、次の曲すぐに始まるやん」とかブツブツ言ってます(笑)


まあ、ここまで曲間について書いてきたのですが、基本的にはストリーミングで聴いており、一瞬の読み込み時間があるので、本当の意味で曲間を楽しんでいるとは言えないかもしれませんが。

CDで聴いたら本当の意味で曲間含め、アルバムとしてのストーリーを楽しめそうです。


数日前にリリースされた竹内アンナのEP「at FIVE」を毎日リピっています。
5曲入っていて、その内2曲は今までにシングルでリリースされている曲なので、新曲は2曲なんですが、今まで聴いてきた曲もアルバムとして聴くとまた違った印象になるのが面白いところですね。

引用元:竹内アンナオフィシャルサイト

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